忘却の旋律 最終話「それでも旅立つ君の朝」

むーん、難しい話だった。いろいろわかったこともあり、わからなかったこともあり。
モンスターキングは歳をとらない。永久の孤独。周りの人間たちは歳を取り、老けて、やがて死んでゆく。それはソロとしては理想ではない。だからソロは生身の肉体を持つ人間を嫌うようになった。
顔は映らなかったので予測だけど、棺に入れられた忘却の旋律は歳を取り死んでしまったのでしょう。今の忘却の旋律は、ソロの理想の部分だけを切り取った実体のないもの。忘却の旋律がボッカたちの前に現れたのは、ソロの孤独を癒したいという願い=理想をかなえるためなのかな?
理想だけを追い求めるソロと小夜子という実際の女性を求めるボッカ。その最終対決で、お互いに矢を放ち、それぞれ忘却の旋律と小夜子が盾になろうと飛び出す。そして、肉体のない忘却の旋律は矢が体をすり抜けてソロに命中する。このアニメ的に、2人のどちらが正しかったのか、の答えがここにあるんでしょう。
そして、また最初と同じ状態になってしまう。問題は解決しなかった、と。それでも、またメロスの戦士は生まれ、モンスターと戦い続ける。ハッピーエンドとはいかないけど、終わり方としてはこんなもんかな。むしろ無理やり解決されても気持ち悪かったかも。何故、小夜子が生きてたのか?ってーのが疑問ですが。
…っと、珍しくまじめに書いてみました。最終回だしね。もちろん僕の考えですんで、間違ってるかもしれないですけど。エロチックな表現を使いつつ、難しい話をするもんだから、頭の悪い僕では理解しきれませんって(笑)でも、最後にだいぶまとまったと思うんでよかったです。